世界で4億6千万人!コミュニケーション時における聴覚障害者への配慮の仕方

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WHO(世界保健機関)の調査によると、現在、世界には約4億6千万人もの人々が日常生活に支障をきたす程の聴覚障害を抱えていることが明らかになっています。そして2050年には、その人数が約9億人になると予想されています。増加していく聴覚障害者に対して、どのように接したら良いのか、疑問に思う方も少なくないでしょう。具体的な配慮の仕方についてご紹介します。

聴覚障害者への適切な配慮の仕方とは?

聴覚障害者の悩みとして一番多く挙げられるのが「コミュニケーション」です。ここでは、主にコミュニケーションにおける配慮の仕方に焦点を当て解説します。

ゆっくりと大きな声ではっきりと話そう!

聴覚障害者の多くは小さな声で、そして早口で話をされることに抵抗を感じています。できるだけ正面を向いてはっきりとした口形で話すように心掛けましょう。また、マスクで口を隠している際は外して話をしてあげると良いです。新型コロナウイルスの感染のリスクがある場合には、ソーシャルディスタンスを保つよう意識しましょう。

席位置を意識しよう!

聴覚障害者の中には「片方の耳だけ聴力が著しく悪い」「左右の耳の聴力に差がある」という方も少なくありません。そのため、話をかけられる方向を意識している方が多くいます。できるだけ聴覚障害者が聞こえの良い耳で会話を聞くことができるように配慮してあげましょう。どちらの耳の聴力が悪いか分からない場合には、席に座る際に聞いてみるのが良いです。

名前を呼んでから会話を始めよう!

聴覚に障害を持っている場合、不意に話をかけられると聞き取りにくいことが多いです。可能な限り、名前を呼んでから話を始めるか、肩を軽く叩いたり正面に回ったりして話すように心掛けましょう。これだけで会話へのハードルを一気に下げることができます。

雑音の少ない場所で話そう!

みなさんは「カクテルパーティー効果」という言葉をご存知でしょうか?これは騒音下の中でも、自分が聞きたいと思う特定の音だけを聞く能力のことをいいます。飲み会や会議などの騒がしい場所でも会話が聞き取れるのは「カクテルパーティー効果」が発揮されているからです。しかし聴覚に何らかの障害を持つと、カクテルパーティー効果を発揮することができず、特定の音を拾うことができなくなります。そのため、聴覚障害者と話をする際は、雑音の少ない場所で話すと良いです。

どんな配慮が必要か本人に聞いてみよう!

聴覚障害者と一言でいっても、聞こえ方は人それぞれです。性格や育った環境によっても異なります。実際にどんな配慮を必要としているのか本人に聞いてみるのも良い方法です。一人ひとりに合った配慮をしていきましょう。

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