コロナ禍によって生活が一変!聴覚障害者が安心して暮らせる世の中とは?

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新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴い、日常生活に困難を抱える聴覚障害者が増えてきました。これまで以上に上手くコミュニケーションを取ることができないことから、強い孤独感を抱いている方も少なくありません。そこで本記事では、コロナ禍によって浮き彫りになった「聴覚障害者の困りごと」を3つご紹介します。最後には聴覚障害者に対する具体的な配慮の仕方も記載しておりますので、ぜひご参考にしてください。

コロナ禍による聴覚障害者の困りごと3選

まずは、コロナ禍によって浮き彫りになった「聴覚障害者の困りごと」を3つご紹介します。

マスクで相手の表情や口の動きが読み取れない

コミュニケーションの壁に直面している聴覚障害者は少なくありません。顔の表情や口の動きを読み取って会話の内容を理解することが多い「聴覚障害者」にとって、マスクをしている人との会話には高いハードルを感じてしまいます。コンビニやスーパーでさえ、気軽に行くことは難しくなりました。

オンライン会議・授業の内容についていけない

コロナ禍によって、オンライン会議・オンライン授業が行われる機会が増えました。感染対策としては強い効果があるものの、音や映像がずれることで、話の内容が理解できずに困っている聴覚障害者は多いです。健常者と聴覚障害者が受け取れる情報量の差にも大きな違いが見受けられます。

手話通訳士を派遣してもらえない

手話通訳士の派遣を依頼したにも関わらず、濃厚接触の危険性があることから断られるケースも少ないです。そのため、職場でのコミュニケーションや役所等での手続きに苦労している聴覚障害者は多くいます。自治体を中心に解決を試みる必要があるでしょう。

聴覚障害者のために工夫できること

コロナ禍によって、さまざまな場面で聴覚障害者は困りごとに直面しています。そこで、ここからは聴覚障害者に対する「配慮の仕方」を3つご紹介します。少しの配慮が多くの聴覚障害者を救うことになるでしょう。

大切なことは筆談で!

言葉で上手くコミュニケーションが取れない聴覚障害者にとって、筆談を用いたコミュニケーションは非常に有効です。また筆談をお願いされたときは快く受け入れてあげましょう。筆談以外にも、最近流行っている「チャットワーク」などを利用するのもオススメです。

雑音の少ない場所で話しかけよう!

程度によって多少異なりますが、多くの聴覚障害者は騒がしい場所での聞き取りを苦手としています。静かな環境であれば聞き取れる会話も、電車内や飲み会などの騒がしい場所では聞き取れないことも多いです。できるだけ雑音の少ない場所で話しかけると良いでしょう。

配慮してほしいことを聞いてみよう!

「聴覚障害」と一言でいっても、聞こえ方や程度は個人差があります。そのため、困りごとや配慮してほしいことも人によって異なってきます。どんな風に対応してほしいか、どのようにコミュニケーションを取ったら良いのか、聴覚障害者本人に聞いてみるのも良い方法です。お互いの気持ちを分かり合うことが最も大切になります。

まとめ

本記事では、コロナ禍によって浮き彫りになった「聴覚障害者の困りごと」と「配慮の仕方」について解説しました。障害者が暮らしやすい世の中というのは、全ての人が暮らしやすい世の中です。聴覚障害者に会ったときには、ご紹介した内容をぜひ実践してみてください。

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